ちっと鹿児島を推してみもんそか

上京して15年、遠くからそっと郷里を推してみるブログです。

渋谷・鹿児島おはら祭りで渋谷と薩摩の歴史を知ったど!

109とかごんまのコラボじゃっど!

 

5月20日に開催された、渋谷・鹿児島おはら祭りをのぞいてきました。


鹿児島のお祭りといえば、毎年11月3日(文化の日)に開催される、「おはら祭り」。総勢2万人の踊り連が、南九州最大の繁華街・天文館の大通りを「おはら節」を踊りながら練り歩く、南九州最大のお祭りです(鹿児島は「南九州最大」が好きですね…笑)。


そのおはら祭りが、毎年5月、東京・渋谷でも開催されるているんです。
それが、渋谷・鹿児島おはら祭り。


平成10年から開催され、今年で21回目。意外と歴史がある!

 

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 なんと、あの「SHIBUYA109」前を通行止めに!
子どものころから慣れ親しんだおはら節と109のコラボレーション。わっぜー!(意味:すげー!)

 

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踊り連は、鹿児島からいらした方々も、鹿児島県人会や同窓会なども、さまざま。私の出身高校の同窓会も参加されていました。なつかしい校章のハッピです!

109前から道玄坂通りと文化村通りの二手に伸びるメインストリートを踊り連が埋め尽くします。見学の方もいっぱい。たまたま渋谷に来た方もいっぱい。歩道は大変な混雑です。踊っている間は渋谷駅から109側には横断できません。2曲踊ったら通行タイム。たまたま用事で渋谷に来てかつ急いでいた方には大変申し訳ないですね…かごんまん衆(し)がすんもはんなあ。

 

渋谷と鹿児島が、実は縁が深かちな!


ところで、なぜ渋谷で開催するのか。単に派手で目立つからかと思っていたのですが(失礼)、ちゃんと理由がありました!

渋谷一帯を所領する相模国の豪族渋谷氏は、源頼朝鎌倉幕府を開いた後、源平合戦の功により、はるか薩摩の地、今の薩摩川内市あたりに所領を得て一族をあげて移住しました。薩摩での渋谷家は五家に分かれ、土地の名を取り入来院氏、祁答院氏、東郷氏、高城氏、鶴田氏を名乗りました。この東郷家から700年後に出たのが東郷平八郎です。


知りませんでしたー!
薩摩に下向したのは島津氏より前で、後に島津氏の統治下に入ったのだとか…。
ちなみに、東郷平八郎は没後、祖先の地・渋谷(原宿駅近く)に「東郷神社」が建立され、ご祭神となっています。

harajukutogo.wixsite.com

他にも、広尾に薩摩藩渋谷藩邸があったり、代官山に西郷従道西郷隆盛の弟)の邸宅があったことから西郷隆盛ゆかりの地でもあったり(西郷山公園。正確には目黒区)…。当時の渋谷は田畑の広がる郊外だったので決して都会ではありませんが、渋谷、原宿、代官山と現代日本を代表するおしゃれタウンに鹿児島の足跡が残っているのは、なんだかいい気分です(笑)